ホクホクのじゃがいもと言うと蒸かし芋やじゃがバターをイメージするかと思います。
もちろん素材本来の味を楽しむならそのままが1番ですが、一手間加えることによってまた違った味を楽しめるのが芋の魅力。
家にある簡単食材を使って、難しいと思われがちなあの料理を、簡単で美味しく、じゃがいもの本領を発揮しながら味わってみましょう。
男爵いもの特徴
男爵いもといえば、日本で1番流通しているじゃがいもの王道品種です。
ゴツゴツとして丸みを帯びた見た目が特徴的で、皮は硬質。じゃがいもらしい香りが強く、多くの人に好まれる味わいをしています。
でんぷんの含有量が多いことから、加熱すると甘みが増し、ホクホクとした食感になります。
じゃがバターや粉ふき芋、ベイクドポテト、コロッケなど、すりつぶす調理法がおすすめです。
ホクホクじゃがいものスパニッシュオムレツ
スパニッシュオムレツと聞くと細切りにしたジャガイモをオリーブオイルで煮るようにして、じっくり時間をかけて火を通すイメージ。
サクサクの食感を楽しむのも醍醐味であるこの料理には、メークインなどの煮崩れしにくいじゃがいもが適しています。
ですが今回はホックホクのじゃがいもがメインの、分厚い食べ応えのあるスパニッシュオムレツを作ります。
なので使うじゃがいもは男爵いもです。
材料
- 男爵いも (3個)
- 玉ねぎ (1/4個)
- 卵 (3個)
- オリーブオイル (大さじ4)
- 粉チーズ (大さじ1)
- 塩 (適量)
手順
①具材の下準備
よく洗ったじゃがいもを皮がついたままラップにくるみます。電子レンジ600wで6〜7分加熱します。
玉ねぎをみじん切りにします。
大きめのボウルに卵をよく溶き、塩、粉チーズを入れて混ぜておきます。
②じゃがいもの下準備
中に火が通り、軽い力で潰せるくらいにじゃがいもを加熱します。
火傷に気をつけながら、じゃがいもの皮を剥きます。加熱することにより皮は剥がしやすくなっています。
皮を剥がし終えたら、ひと口大になるようにヘラなどで割ります。
③具材を炒める
フライパンにオリーブオイル大さじ2と玉ねぎを入れ、しんなりするまで炒めます。
玉ねぎがしんなりしてきたら、じゃがいもを入れます。塩で味付けをし、軽く焼き目がつくくらいにまで炒めます。
④卵と混ぜ合わせる
じゃがいもと玉ねぎを、事前に混ぜておいた卵液のボウルに全て入れ、軽くかき混ぜます。熱々のまま入れることで卵が少しだけ固まり、この後の調理がしやすくなります。
⑤フライパンで焼く
フライパンにオリーブオイル大さじ2を回し入れ、じゃがいもの入った卵液を全て流し入れます。
外側から火が通り固まってくるので、全体が同じ火の通りになるように、内外に混ぜ合わせていきます。
ある程度固まってきたら形を整え、フライパンよりもひと回り小さいお皿を被せて取り出します。
先ほどまで表だった面を裏にして、両面に程よい焼き目がつくまでこの作業を繰り返していきます。
⑥仕上げ
中まで火が通り丁度いい焼き目になったらお皿に盛り付けます。
ナイフで好みの大きさに切り分けたら完成です。
男爵いもの味わい
じゃがいもがみっちり入っていて、ボリュームたっぷり。ふっくら分厚く仕上がります。
電子レンジで加熱した後に焼き目をつけて焼くことで、ホクホクの食感になり、食べ応え抜群です。
卵とじゃがいも、どちらもメインを張るオムレツで、少ない具材と工程で楽ちんな上、即席おつまみやお弁当のおかずなどにも使えます。
小さな子供から大人まで、だれにでも美味しく味わえますね。ケチャップで味変すれば、あっという間にペロリと1皿平らげてしまうほど。
男爵いもに合うお酒
味付けは比較的シンプルで、じゃがいもと卵本来の味がメインです。男爵いもらしい、芋の味にはビールなどの苦味あるお酒に合わせるのが無難。
ですが甘めな味わいもピッタリで、果実味溢れる飲み物もおすすめ。
甘口白ワインと合わせながら、ケチャップをつけて頬張れば、じゃがいもの味が引き立ちます。
男爵いもの活用方法
じゃがいもの王道品種にて、加熱することによりホクホクの食感が醍醐味になる男爵いも。
卵と玉ねぎさえあれば手軽に作れて、お腹いっぱいになるボリュームたっぷりのスパニッシュオムレツ。
簡単なレシピ表を作りましたので、活用してお試しください。