日本のポテトチップスメーカーの代表格のひとつ、湖池屋。コンビニやスーパーでは必ず湖池屋の商品が置かれていますね。
そんな湖池屋にはオンラインショップがあり、そこでしか買えない限定商品が多数存在します。
年に一度、秋の時期にしか販売されない絶品のポテトチップス、今金男しゃくがあまりにも美味しかったので、胸躍る気持ち冷めないままにレビューです。
ポテトチップスに合うじゃがいも
じゃがいもの品種は4000種ほどあると言われており、その品質によって料理に合う合わないが明確に分かれます。
ポテトチップスで使われる品種は淡白で加熱しても変色しにくい、ポテトチップスのために交配されたじゃがいもが多いです。
逆によく聞く男爵いもは、でんぷんの含有量が高く加熱すると煮崩れしやすい特性があるため、ポテトサラダやコロッケ、じゃがバターなどの料理に適しています。
北海道今金町で作られた幻の男爵いも
北海道今金町(いまかね)は、じゃがいも作りに適した土地、気候を持つ町です。北海道では大概じゃがいも作りに際して、さまざまな品種を並行して作ることが一般的。
ですが今金町は、昭和28年からじゃがいもの栽培品種を男爵いもに統一し、今金で育った種子を使って今金ならではの男爵いも、「今金男爵」を作り上げました。他品種の種子の入らない、生粋の今金品質です。
今金男爵いもで作るポテトチップス
生産者自らデンプン量の基準を設けて厳しく管理しており、深い愛情とプライドによって”今金ブランド”の高い品質が保たれています。
今金男爵は、デンプン量が豊富で甘く、ホクホクとした食感と滑らかな舌触りが特徴です。
そんな高品質で糖度の高いじゃがいも、普通はポテトチップスには向いていません。
しかし、おいしいポテトチップスにするために、 湖池屋が50年以上にわたり培ってきた技術とノウハウを注ぎ込みました。
そのこだわりは、皮の剥き方から洗い方、揚げ方、厚さ、油の種類、仕上げに至るまで。
そして完成したのが「今金男しゃく」です。うすしお味とのり塩味の2種類。食べ比べしました。
今金男しゃく うすしお味
じゃがいも本来の香りが強くて、こっくりした重みを感じます。
チップスのカットは少しだけ厚切りで、テクスチャーは硬め。なんとなく重さを感じます。
じゃがいもの味を純粋に味わえる
口当たりは軽くてフライオイルの味は感じません。塩味がちょうどよく、じゃがいもの味と塩味の組み合わせが絶妙。
男爵いもならではの濃厚さがあり、フライドポテトを食べてるような芋芋しさです。
病み付きであっという間にひと袋
噛み応えが程よくあって、サクサクっとした食感が口内と鼻にじゃがいもの深みを広げていきます。あと味はほっくりとしていて、余韻が長いです。
波型厚切りではないのにここまでじゃがいもの味を強く感じるのは今金男爵いもならではと実感します。
これは美味しすぎる!!!食べ応えがあるのにあっという間にひと袋食べ終えてしまう軽さと病み付きにご注意を。
今金男しゃく のり塩味
のりの香りがとにかく強いです。かなり濃くあおさとのりがまぶされています。
個人的に湖池屋ののり塩味には絶対的な信頼をおいているので、期待大です。
磯のパンチとじゃがいもの濃厚
磯の風味のパンチが強く、とにかくのり!のり!のり!といった感じ。
後からじゃがいもの風味が押し寄せてきて、濃厚ないもと濃厚なのりがうまくマッチします。打ち消し合わず程よく落ち着くのは、素材使いの上手さ故にかと。
湖池屋といえばのり塩に限る
塩味も濃く、どこか辛味も感じて一辺倒な味に留まらない深みを感じます。
うすしお味と比べるといもの風味は薄まりますが、程よい厚みと贅沢なあおさのまぶしに満足感は高いです。
やはり湖池屋ののり塩にハズレなしです。
秋季通販限定商品
今金男しゃくは年に一度、秋の季節のみの通販限定販売です。
一箱6袋入りで、うすしお味とのり塩味の食べ比べセットにすると少し割引になります。
注文してから2〜3日で到着する早さもありがたいですね。今しか食べられないこの味、皆さんに試していただきたいです。
私は買いすぎたので、友人に配り回りたいと思います。