里芋は加熱するとすり潰しやすく、滑らかでねっとりとした舌触りになります。
この特性を活かしてマッシュポテトにすると、バケットやクラッカーがあっという間になくなってしまう美味しさに。
ゴルゴンゾーラチーズを使って、赤ワインが1本空く、ご馳走マッシュポテトを作りましょう。

里芋の特徴

サトイモは東南アジアが原産で、縄文時代に早くも中国を経て渡来しており、稲作が始まる前は日本の主食だったと推定されるほど栽培歴の古い作物です。
むくみ解消に最適なカリウム、便秘改善に役立つ水溶性食物繊維、いも類の中でもローカロリーと、栄養価が高い食材として、注目を集めています。
煮込み料理で使われがちの里芋ですが、すり潰してマッシュポテトのようにすると、具材の美味しさ引き立つ脇役に変身するのです。
里芋とゴルゴンゾーラのマッシュポテト
材料

- 里芋 (小4〜5個)
- 玉ねぎ (1/5個)
- 厚切りベーコン (50g)
- ゴルゴンゾーラチーズ (40g)
- サラダ油 (大さじ1/2)
- マヨネーズ (大さじ3)
- ブラックペッパー (適量)
手順
①具材の下準備

里芋はよく洗い半分に切ります。耐熱皿に里芋と水大さじ1(分量外)を入れラップをかけ、電子レンジ600wで7分加熱します。

玉ねぎは粗くみじん切り、厚切りベーコンは1cm角に切り、ゴルゴンゾーラチーズは1cmほどに崩しておきます。

加熱した里芋が、中までしっかり柔らかくなったことを確認したら、火傷に注意しながら皮を剥きます。乾いたふきんを使って押しつぶすようにすると、するっと綺麗に剥くことができます。
マッシャーやフォークなどでよくすり潰します。
②具材を炒める

フライパンにサラダ油をひき、中火で玉ねぎとベーコンを炒めます。どちらも焼き目がついてきたら火を止めます。
③具材を混ぜる

里芋に、炒めた玉ねぎとベーコンを加えてよく混ぜます。混ざり切ったらマヨネーズを加えて、味が馴染むように混ぜていきます。

ゴルゴンゾーラチーズ、ブラックペッパーを入れて、全体に行き渡るように混ぜ合わせます。器に移し、お好みでバジルをかけたら完成です。


里芋の味わい

バケットやクラッカーに乗せて食べてください。
ゴルゴンゾーラの強い香りと味がメインです。加熱した里芋の、ねっとりと伸びのあるぬめりが美味しい。
ベーコンのゴロゴロ、肉の食感が力強くて、食べ応えがあります。
里芋の味はゴルゴンゾーラで打ち消されてしまっていますが、びよーんと伸びるネッチョリ感で存在感は顕に。
里芋に合うお酒

これは是非、赤ワインを合わせてください。赤ワインのタンニンの渋みを含めば、ゴルゴンゾーラの臭みが瞬く間に消えていきます。
ベーコンの脂と塩味が、見事に味変を起こし、いつまでも飽きない味わいに。
この料理に合うおつまみレシピ
バケットやクラッカーに乗せて食べる、具材ゴロゴロの里芋マッシュポテト。
同じくワインとクラッカーで合わせたい、超お手軽リエットを合わせてみてください。
